サーバーのバックアップを自動化 |
サーバー内のデータを自動でtarコマンドで圧縮し、バックアップするように設定します。
サーバーのHDのクラッシュに備えて1日1回Windowsマシンを立ち上げて5分後にFTPで転送されるように設定します。
※ この設定を行うには、FTPサーバーの構築が必須となります。
サーバーのバックアップ設定 |
# mkdir /var/bkup ← バックアップ先ディレクトリ作製 # vi bkup.sh ← バックアップスクリプト作製 i キー(入力モード) #!/bin/sh LIST="/home /root /var/log /etc" ← ※@ mkdir -p /var/bkup ← バックアップ先 tar czvfP /var/bkup/bkup.tar.gz $LIST > /var/log/bkup.log ← ※A chmod 600 /var/log/bkup.log 記載したら Esc キー(コマンドモード):wqで保存 |
※@バックアップの対象ディレクトリをスペースで区切って書く
※Atarコマンドによる圧縮と、ログを/var/log/bkup.logに取る
# chmod +x bkup.sh ←バックアップスクリプトに実行権限を付加します バックアップのテスト # ./bkup.sh # ls -l /var/bkup/ 合計 112424 -rw-r--r-- 1 root root 114999852 Aug 11 03:11 bkup.tar.gz これがでてくればバックアップはされています。 Cronに登録 # crontab -e ←Cronの編集 移動したら i キー(入力モード) 00 03 * * * /root/bkup.sh ← 例ではスクリプトが毎日03時に実行される 記載したら Esc キー(コマンドモード):wq で保存 # /etc/rc.d/init.d/crond restart ← Cron を再起動 |
Windows側のバックアップ設定 |
毎日1回だけ、パソコンが起動してから5分後にダウンロードするようにします。
@ まず、適当な場所にバックアップファイル格納フォルダを作製します 例 D\bkup
A 次に、メモ帳に次の内容のtxtを作製
open abcde.com ←ホスト名(FTPサーバーへ接続) yosi ←FTPサーバーにアクセスするユーザー名(例 yosi) ******** ←上記ユーザーのパスワード binary get /var/bkup/bkup.tar.gz ←サ−バーのバックアップファイルの場所 quit |
記載したらbkupdl.txtとして先ほど作製したディレクトリに(D\bkup)保存してください
B 次にメモ帳で次の内容でbatを作製
ftp -s:bkupdl.txt > bkupdl.log |
記載したら bkupdl.bat として先ほど作製したディレクトリに(D\bkup)保存してください
※ 拡張子はbat
C バックアップファイルのDLテスト
D\bkup にあるbkupdl.batをダブルクリック
上手くいくと D\bkup にbkup.tar.gzが転送され、bkupdl.logが作成されます
D 先ほど保存した bkupdl.batをスタートアップに登録します。
「スタート」→「プログラム」→「スタートアップ」をダブルクリックすると開くので、そこにbkupdl.batのショートカットを作製してください。
ソフトのインストール |
先ほどまでの設定だと、Windowsを起動するたびにDLするので1日1回だけWindowsを起動して5分後にDLできるように
Startup Impactと言うソフトをインストールします。
※ 5分後と言うのは起動直後は負荷がかかっている事を考慮しているからです。
Startup Impactをダウンロードしてインストールしてください。
@スタートアップのショートカットを吸い取るにチェックを入れる
Abkupdl.batにチェックを入れてOKをクリック
これでインストールは終了。
※ 他にチェックを入れたいものがあれば各自の環境に合わせてやってください。
B画像は名前が違いますがbkupdl.batをダブルクリック
C1日1回だけ起動にチェックを入れる
D遅延タイム300秒(5分)を記入してOKをクリック
Eファイルをクリックしてその中の保存をクリックして終了してください。
後は、毎日、勝手にやってくれます。
※ その他の設定は各自の環境に合わせて調整してください。
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